2024年3月5日、ビットコイン(BTC)の価格がついに1,000万円を超え、過去最高値を更新しました。ビットコインの今後の価格動向は、暗号資産を取引している人なら誰もが気になるポイントでしょう。
2009年に誕生したばかりのビットコインの価格は1円未満でしたが、現在の過去最高値と比較すると、その価値は1,000万倍以上にも跳ね上がっています。
なぜビットコインはこれほど急速に成長できたのでしょうか?
この記事では、2009年から2023年までのビットコインの価格推移を振り返りつつ
その価格が上昇・下落するメカニズムを解説していきます。
目次
BTCの歴史
2008年~2010年(ビットコインの誕生と初期の成長)
2008年~2010年
- 2008年10月サトシ・ナカモトが「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文を発表し、ビットコインの基本概念が公開される。
- 2009年1月ビットコインネットワークが稼働開始
最初のブロック「Genesis Block」が生成される - 2009年10月ビットコインの初めての価格が設定される(1BTC=約0.07円)
- 2010年5月フロリダ州のプログラマー、ラズロ・ハニエツがピザ2枚を10,000BTCで購入し、ビットコインの初めての実世界での取引が行われる
- 2010年7月世界初のビットコイン取引所「Mt.Gox」が開設され、ビットコインの取引が容易になる
2011年~2012年(ビットコインへの注目が高まる)
2011年~2012年
- 2011年4月TIME誌がビットコインを特集し、価格が1BTC=約80円に
- 2011年6月Mt.Goxがハッキングされ、価格が急落
- 2012年11月WordPressがビットコイン決済を採用し、ビットコインの認知度がさらに高まる
2013年(ビットコインバブルとその崩壊)
2013年
- 2013年3月キプロスの金融危機により、ビットコインの価格が急騰
- 2013年10月中国の百度がビットコイン決済を採用し、価格が約1万5,000円に上昇
- 2013年12月中国政府がビットコインの取引を禁止し、価格が急落
2014年~2015年(Mt.Gox事件と市場の冷え込み)
2014年~2015年
- 2014年2月Mt.Goxが再びハッキングされ、大量のビットコインが盗まれる事件が発生
- 2014年7月米国のDellがビットコイン決済を採用し、価格が回復
- 2015年6月ニューヨーク州がビットコイン取引業者に対する規制「Bit License」を導入
- 2015年10月欧州司法裁判所がビットコイン取引がVATの課税対象外であると判決
2016年~2017年(回復と大暴騰)
2016年~2017年
- 2016年5月日本で「改正資金決済法」が成立し、ビットコイン取引が合法化
- 2017年4月日本でビットコイン取引所の登録制が導入され、信頼性が向上
- 2017年8月ビットコインキャッシュ(BCH)が誕生
- 2017年12月CMEがビットコイン先物取引を開始し、価格が約200万円に達する
2018年~2020年(規制強化と主流化の進展)
2018年~2020年
- 2018年1月韓国が仮想通貨取引所に対する規制を強化し、ビットコイン価格が大幅に下落
- 2019年6月Facebookがリブラ(後のディエム)プロジェクトを発表し、ビットコイン価格が再び上昇
- 2020年3月COVID-19の影響で市場が大混乱する中、ビットコイン価格が急落
- 2020年12月ビットコイン価格が史上初めて20,000ドルを突破し、強気相場が始まる
2021年(史上最高値と市場の成熟)
2021年
- 2021年1月ビットコインが史上初めて40,000ドルを突破
- 2021年2月テスラが15億ドル相当のビットコインを購入し、ビットコインでの支払いを受け入れると発表
- 2021年4月ビットコインが史上最高値の約65,000ドルに達するが、その後急落
- 2021年11月ビットコインが再び史上最高値の約69,000ドルに達する
2022年~2023年(市場の変動)
タイムラインのタイトル
- 2022年5月Terra(ルナ)の崩壊により市場全体が影響を受け、ビットコインの価格も大幅に下落
- 2022年11月大手仮想通貨取引所FTXの破綻が報じられ、仮想通貨市場全体が不安定化
- 2023年3月ビットコインが再び回復し、銀行危機を受けて避難資産としての役割が注目される
AIが考えるBTCの展望
AIに、これからのビットコインの展望について予測をお願いしたところ
多くの可能性を見つけることができました!
コチラの表にまとめてみたのでご参考下さい!
価格高騰の条件
以上、ビットコインの価格変動について解説してきましたが
今度は価格高騰についてもお話していきます。
価格高騰を起こすために、4つのカギが存在します。
それらをコチラにまとめました。
まとめ
2008年から2030年までのビットコインの歴史と展望について
そして、価格高騰の条件について解説しました。
暗号資産市場はまだ発展途上であり、未成熟ともいえますが、これから参入することで大きな利益を得る可能性も期待できるでしょう。
コメント